【後編】オーガニックコットン認証を取るには?取得プロセスとチェック方法について

前編では、オーガニックコットン認証について、その種類など基本的な情報についてお話しましたね。そのやさしさを証明してくれる「認証」について、今回はもう少しだけ踏み込んでお話ししたいと思います。なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、これは、作り手の想いと私たちの暮らしをつなぐ、大切な架け橋のようなもの。どんな道のりを経て私たちの元に届くのか、一緒にその物語を紐解いていきましょう。🌿

目次

作り手の想いが形になるまで。「オーガニックコットン認証」までの道のり

私たちがお店で目にするオーガニックコットン製品の小さなタグ。その裏側には、実はとても長くて、丁寧な道のりがあります。作り手であるブランドが「オーガニックコットン認証」を取得するには、綿花の畑から製品が完成し、私たちの手に届くまでの、すべての工程で厳しい基準をクリアしなくてはなりません。🕊️

それは、まるで一本の糸をたどる旅のよう。まず、農薬や化学肥料に頼らずに育てられたオーガニックコットンの農場から始まります。そこから、糸を紡ぐ紡績工場、布を織る製造工場、そしてお店に並ぶまでの流通過程まで、すべての場所で「本当にオーガニックコットンですか?」「他のコットンと混ざっていませんか?」ということが、第三者の機関によって厳しくチェックされるのです。

この一連の流れは「トレーサビリティ(追跡可能性)」と呼ばれ、生産背景の透明性を保証するための大切な仕組みです。申請には費用も時間もかかりますが、それでも認証を取得するのは、作り手の「届けたい想い」の証。たとえ小さなブランドであっても、その想いと基準を満たすことで、この信頼のマークを掲げることができるのです。

私たちの暮らしの中での見つけ方。認証マークのチェック方法

では、作り手の想いが込められたオーガニックコットン製品を、私たちはどのように見つけることができるのでしょうか。普段のお買い物の中で、少しだけ意識を向けるだけで、そのしるしを見つけることができますよ。

まずは商品タグやパッケージをそっと確認

一番わかりやすいのは、商品についているタグやパッケージです。ここには、国際的な認証基準である「GOTS(ゴッツ)」や「OCS」といった認証マークが印刷されていることがあります。このマークがあるということは、その製品が厳しい基準をクリアした、という証。まずは、この小さなマークを探してみてくださいね。🌿

認証番号から、その背景をたどる

さらに一歩踏み込んでみたいときは、認証マークの近くに書かれている「認証番号(ライセンスナンバー)」に注目してみましょう。この番号を認証機関のデータベースで検索すると、どの会社が、いつ認証を取得したのか、といった情報を確認することができます。まるで、その製品の戸籍謄本をのぞくような感覚で、背景にあるストーリーをより深く感じられるかもしれません。

「オーガニック」という言葉だけに惑わされないために

時々、認証マークがないのに「オーガニックコットン使用」と書かれている製品を見かけることがあります。これは、例えばオーガニックコットンを1%だけ使っている場合でも表示できてしまうことがあるためです。もちろん、それも一つの選択ですが、もし製品の背景にあるストーリー全体を大切にしたいと思うなら、信頼できる第三者機関の「認証」があるかどうかは、一つの大切な目安になります。特に、大切な人への贈り物を選ぶときなど、その背景にあるやさしさも一緒に届けたいシーンで、この知識はきっと役立つはずです。

一枚の布から広がる、やさしい循環。認証が持つ社会的な意味

オーガニックコットンの認証マークは、単に製品の背景を証明するだけでなく、もっと大きな、社会全体へのやさしい循環を生み出すきっかけにもなっています。私たちが認証製品を選ぶという小さな行動が、実は世界を少しずつ変える力を持っているのかもしれません。

作り手と地球の、健やかな環境を守る

世界のコットン生産の現場では、残念ながら厳しい労働環境や環境汚染が問題になることがあります。特に、農薬による健康被害や、正当な対価が支払われない児童労働は、深刻な課題の一つです。オーガニックコットンの国際認証は、環境への配慮だけでなく、そこで働く人々の人権や労働環境が守られているかどうかも厳しくチェックします。私たちが認証製品を選ぶことは、作り手の方々が、健やかに、そして誇りを持って働き続けられる環境を応援することに繋がっているのです。

認証は、社会を変える仕組みの一部

世界中でサステナブルな暮らしへの関心が高まるにつれて、オーガニックコットン認証の取得も少しずつ増えています。それでも、まだ世界のコットン生産全体から見れば、ほんの一部。ですが、私たちが「認証のあるものを選びたい」と意識することで、より多くのブランドが認証取得を目指すようになり、市場全体が良い方向へと動いていくきっかけになります。認証マークは、ただのマークではありません。それは、より良い未来を願う人々の想いが繋がり、社会を変えていくための、静かで、でも確かな仕組みの一部なのです。🕊️

私たちが「認証」を知る、ということ。

毎日を忙しく過ごしていると、一つひとつのモノの背景にまで思いを馳せるのは、少し難しいことかもしれません。でも、ほんの少し立ち止まって、自分が身につける一枚の服が、どこから来たのだろう、と考えてみること。それは、日々の暮らしに、新しい彩りと心地よさをもたらしてくれるように思います。

我慢ではなく、心地よさに

オーガニックコットン認証について知ることは、サステナブルな選択を「我慢」ではなく、自分自身の心地よさや豊かさに繋げるための、一つのヒントです。完璧を目指さなくても大丈夫。まずは、こんな世界があるんだな、と知ることから。その小さな一歩が、あなた自身の暮らしを、そして地球の未来を、そっとやさしく変えていくのかもしれませんね。🌿

 

今回は、オーガニックコットン認証の道のりと、私たちの暮らしの中での見つけ方について、一緒に考えてみました。一つのマークの裏側にある、たくさんの人々の想いや地球への配慮。そのストーリーを知ることで、日々のモノ選びが、もっと愛おしく、意味のあるものに感じられたら嬉しいです。

「認証」という視点からモノ選びを考えることは、心地よい未来への第一歩。UNITO projectの製品に込められた想いも、ぜひ覗いてみてくださいね。

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サステナぶらないサステナブル